2011年度&12年度イギリス短期留学&写生旅行記はこちら

2012年はイギリスとスペインに合わせて35日間滞在しました。スペインは7年ぶりにたくさんの友人との再会を果たしました。
●イギリス編(24日間)
ロンドンでは子供が大好きな科学博物館などと「ロシアン フロイド展」を見ました!
下は手前がイングリッシュブレックファースト、息子が食べてるのがジャッケットポテト。
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コッツウォルズでは友人宅に何日かずつ泊めてもらいました。
みんなかけがえのない友人、先生方、仲間です。学校では、水泳大会、クイーン即位60周年を祝うEngland Day(赤白青の服を着て登校☆)、ケーキフェスタなど催し物があり、おおにぎわいでした。
5月後半にもなるとノースリーブでもokな陽気な日があり、美しいコッツウォルズを満喫し、風景画小品を制作してきました。
長女こうみにとっては今年は小学校最後の年。。(来年からセカンダリースクールとなります)姉弟2人で制服で通うのもこれで最後です。

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●スペイン編(11日間 5/26〜6/6)
スペインは7年ぶりの家族旅行です。子どもが生まれる前の1997〜1999年の2年間、結婚して2人でスペインに住み絵画制作や展覧会をしていました。
前回は2005年夏、北部を中心とした一ヶ月の取材でしたが、今回は子どもたちに世界遺産の建築物を見せたいという気持ちもあり南を中心に取材しました。

ロンドン ガトウィック空港からスペインの南の入口、マラガ空港へ

マラガ:ピカソの生誕地、ピカソ美術館に!(中は撮影禁止) 素敵な美術館でした。ピカソの初期の作品も見れました。
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白い村「フリヒリアナ」美しい!!迷路のような楽しい白い小径がつづきます。サングラスしないと歩けないまぶしさ☆カンくんは暑さに耐えられず上半身裸になりました。
コスタデルソル付近には美しい「白い村」がいくつもあります。最高の気分です!ここのメニューデルディア(昼定食)のSopa de aho,白いニンニクのスープがすごく美味しかった!スペイン料理最高!!
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コスタデルソル〜スペイン南海岸で海水浴☆アルムニェカールのアパートメントはキッチン、リビング、2ベッドルーム付きでカイテキでした。
ヨーロッパ北方の人が夏に住んだりするリゾートマンションで温水プールまでありました。地中海で遊ぶ子供達、海水は...冷たいです。
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グラナダ アルハンブラ宮殿 今回のスペイン建築いちばんの見所でしょう!残念なことに王宮の間が修復中ではありましたが、すばらしいイスラムの文様を堪能することができました。
             スペインはスゴイ!と再確認。今度いつ行けるのか。。ああっまた行きたいです。
             上から見えている街並はアルバイシン地区。ミニバスがギリギリ走れるくらいの狭い路地が複雑にはりめぐらされています。
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オリーブの産地 バエナ グラナダからコルドバに向かう途中のアパートメントに一泊しました。2時間くらい車をとばす間、ず〜〜っとオリーブ畑の風景がつづきます。
高台の一軒宿でプールのむこうに枯れた大地とオリーブ畑がひろがっています。
オーナーが作っているオリーブオイルが、食べたことない位すっごくおいしくって空輸で持ち帰れる小さい缶で3個 買いました。
一緒に泊まっていたイタリア人と「ここのオリーブオイル、絶品だよね」と話したら、「俺はトスカーナ人だぜ、この味が分からないわけないだろ、すごいよな」と何十個も買っていったのです。
帰国後に調べたら、バエナはスペインのなかでもツウが好むオリーブの最高においしいところ、とのこと、もっと買っておけばよかった!と今でもあの味が忘れられません。
朝食をいただきましたがオリーブとトマトもピチピチですごく美味しかったです。
ここアンダルシアには白い村が点々とあります。城塞あともあったりします。
オーナーおすすめの、隣りの村スエロスを見に行きました。お城にのぼりすごくよかったです。洞窟も見たかったのですがシェスタタイム(お昼休み)にかかり残念。また来ます!! 
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コルドバ〜メスキータはイスラム寺院、世界遺産です!スペインはヨーロッパに残っているイスラム様式とそれに対抗するキリスト教建築を両方みることができ、スゴイです。
街には花が咲き乱れ、玄関から美しいパティオ(中庭)とモサレベ幾何学文様のタイルを見るのがとても楽しいです。街路樹はオレンジの樹です!明るい!
昼食は小さい小皿のタパス10皿のセットにしました。子供達にもとても美味しく、どんどん平らげてしまいます。
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コンスエグラ〜風車のあるドンキホーテの町 
パパは必死にスケッチ!遠くの丘の一番上にあるのが風車です!乾いた大地がスペイン独特!ここの地域のハモンセラーノは普通の雑貨屋さんでスライスして量り売りで買ったのですが、ピカイチに美味しかったです!朝食はフランスパンの上にトマトとニンニンを刻んでオリーブオイルをかけたものとオレンジの搾りたてジュース。オリーブも粒が大きく美味しい!
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トレド〜エルグレコ、騎士道
トレド大好きです!!!スペインでおすすめの街ベスト3に入り何度も来ています。エルグレコの絵と同じように曲がりくねった道が入り組んでぐるぐると巡らされています。タホ川の外側のパラドール付近からの眺めが素晴らしく、グレコのトレド風景の絵を思い今回もスケッチしました。うちの息子 環くんはグレコの絵が大好きです。私も大学生の頃大好きだったのでトレドは憧れの地でした。街の至る所で作品が見れるのも重大な楽しみの一つ、地図を片手に迷いながら探します!
トレドは刀剣類やダマスキナードという金銀象嵌細工が有名です。少年にはかっこいいお店が多くてうっとり...環くんは選びに選んで刀を一つ購入しました!
トレド大聖堂は圧巻で、ここにもエルグレコの絵画が多数あります。
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サラマンカ スペイン一美しいプラサ マイヨール、スペイン最古の大学

スペイン語の語学学校に通ったのがこのサラマンカで私たちにとって思い出深い街です!真ん中にあるプラサマイヨールから放射状に道が拡散しています。夜になると建物は美しくライトアップされ、伝統的な衣装をまとったラトゥナというギターの演奏グループが見れたりします。 そぞろ歩きの人数がググッと増えて中心部は夜でも割と治安が良いです。サラマンカのバルのタパスははスペイン一 種類が豊富(と思います!)でバル巡りが最高に楽しいです。


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サラマンカ カテドラル内の美術館

美術館にしては珍しく撮影OKとのことで、たくさん撮りました。素晴らしい作品に子供もうっとりしていました。カテドラル、プラテレスコ様式のファサードが見事です!
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ブルゴスの村 〜7年ぶりの再会。 私たちが27歳の頃1年半住んでいた美しい村コバルビアスに戻ってきました!友人の知り合いのアパートを借りて3日間滞在し久しぶりに村を散策したくさんの人に再会!住んでいる人がほとんど変わらないんです。7年前に来た時は子供は環はわずか1歳3ヶ月のかわいいベビー、こうみは4歳で「Me llamo Koumi,soy quatro!」と4本の指を出し覚えたスペイン語で話していました。大家さん曰く、収穫したさくらんぼをあげたら、耳にかけて「イヤリング!」と言った4歳のこうみの姿がすっごくかわいくってずっと忘れられなかったのよ!と成長した子供たちを見て、大喜びしてくれました!
コバルビアスを含むアルランサの地域はスペイン語の中の主な言語、カステリャーノの発祥の地との説もあります。教会の美術館にはヴァンダイクの絵画もあります。小さい村なのにバルが6、7件あって夏の週末は人口が増え夜中まで賑わい、村はずれのサッカーコートでは夜中までサッカーをして楽しんでいました。(冬は寒くてひっそりと静かです)

私たちが住んでいた頃はスペインでの第2外国語はフランス語だったので英語が全く通じず困っていましたが、今では学校教育で習う外国語は英語へと変わり、子供達は村で作った友達と英語で話してサッカーして遊びました。コート内では、うちの子たちがうまく交われるように絶妙なパスを出してくれるお父さんがいたり、スペインではサッカーができない人はいない感じです(笑)プレイのテンポはとても速くて軽快で、子供達は燃えるようなサッカーを楽しみ、次の日からは朝からちょっと時間があったらサッカーコートやプラサにサッカーしに遊びに出てました。
友人のファンチョの息子さんがすっかり青年になって、騎士道の稽古に来ないか、と誘ってくれました。娘さんは学校の英語の先生に成長していました。ファンチョは「こうみとかんにスペイン語を勉強させたい、うちでいつでも世話をするから!」と可愛がってくれました。二人には英語じゃなくてスペイン語を話してほしい!!!という気持ちもあってのことです。

15分ドライブすると「グレゴリオ聖歌」で有名なサント・ドミンゴデ シロスがあります。カトリックの聖地の一つ、小さな小さな村で、修道士の聖歌を教会内で聞くことができ、また修道院の美しい回廊が有名です。その他イスラム教徒に侵略されている時の隠れ教会のエルミタ モサラベや廃墟となった修道院サンペドロ デラ アルランサ、隣村のレトゥエルタなど私たちが毎日のように油絵制作に通った場所を回りました。

明るい土の色に中世から変わらない美しい建築物と石畳、緑の中に咲くけしの花、村を羊飼いと横断する羊の群れ、ここの地域はスペインの中で私たちにとって最も美しく最良の地であったと、再確認しました。
またスペインに行けるのは何年後になるのでしょうか?恋しいです。(終)
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